つみたて投資 2026.05.26

20年つみたて投資をしたら本当にいくらになる?利回り・金額別シミュレーション

「毎月コツコツ積み立てて、本当に意味があるの?」と感じる人は多いはず。本記事では、毎月3万円を20年積み立てた場合の最終金額を、年利1%・3%・5%・7%の4パターンでシミュレーション。さらに月額別の到達額、暴落シナリオ、税制(新NISA)を踏まえた手取りまで、投資初心者向けにやさしく整理します。あくまで仮定に基づく試算であり、運用成果を保証するものではありません。

この記事でわかること
  • 月3万円・20年積立の金額が年利別にいくらになるか
  • 月1万円〜10万円までの月額別シミュレーション
  • 5年・10年・15年・20年の途中経過と複利の効き方
  • 暴落が来た場合に最終金額がどれくらいブレるか
  • 新NISAを使ったときの税制メリット(概算)

結論:月3万円・20年・年利5%で約1,233万円

まず代表的なケースを示します。毎月3万円を20年(240か月)つみたて、年利5%で運用できた場合、最終評価額はおよそ1,233万円になります。投資元本は720万円(3万円×240か月)なので、運用益はおよそ513万円。元本の約1.7倍に膨らむ計算です。

大事なのは、「毎月の積立額そのものは小さくても、20年という時間軸が複利を効かせる」という点。複利とは利益が利益を生む現象で、後半に向かうほど雪だるま式に増えていきます。

年利別の最終金額(月3万円・20年)

同じ月3万円でも、想定する年利によって到達点はかなり変わります。下表は計算の目安です(毎月複利・税金は考慮していない概算)。

想定年利最終評価額元本運用益
年1%(定期預金級)約795万円720万円約75万円
年3%(保守的な分散運用)約985万円720万円約265万円
年5%(全世界株の長期想定)約1,233万円720万円約513万円
年7%(米国株強気シナリオ)約1,562万円720万円約842万円

年1%と年7%では運用益に約767万円もの開きがあります。「どの資産で運用するか」「コストの低い投資信託を選べているか」が長期では大きな差につながることがわかります。なお、過去の長期実績はあくまで過去であり、将来の利回りを保証するものではありません。

月額別シミュレーション(年利5%・20年)

次に、想定年利5%で固定し、毎月の積立額を変えたパターンを見ていきます。「いくら積み立てるか」で20年後の景色は大きく変わります。

毎月の積立額20年後の評価額元本運用益
1万円約411万円240万円約171万円
3万円約1,233万円720万円約513万円
5万円約2,055万円1,200万円約855万円
10万円約4,110万円2,400万円約1,710万円

注目したいのは、月10万円のケースで運用益がついに元本の約7割(1,710万円)に達する点。新NISAの年間投資枠(つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円=最大360万円)を意識すると、月10万円までならフル活用が現実的な人もいるでしょう。もちろん無理は禁物で、生活防衛資金と家計のバランスを優先するのが大前提です。

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5年・10年・15年で見る「複利の効き方」

20年の最終地点だけを見ると複利のスゴさは伝わりにくいので、月3万円・年利5%の途中経過を整理します。

経過年数評価額累計元本運用益
5年後約204万円180万円約24万円
10年後約466万円360万円約106万円
15年後約802万円540万円約262万円
20年後約1,233万円720万円約513万円

5年目までの運用益はたった24万円。「思ったより増えない」と感じる時期です。ところが10年目で106万円、15年目で262万円、20年目で513万円と後半5年で運用益が約250万円も乗ってくるのがわかります。これが「複利は後半に効く」と言われる理由で、長期投資の本当の力は最後の数年で発揮されます。途中でやめるのが一番もったいないパターンです。

暴落が来た場合のシミュレーション

長期投資をしていれば、20年の間に必ず1〜2回は30〜50%級の暴落を経験すると考えるのが妥当です。問題は「暴落を含めても最終金額がどうなるか」。仮に19年目に40%下落し、20年目に20%反発したケースを試算します(月3万円・基本年利5%)。

シナリオ20年後の評価額運用益
毎年順調に年利5%約1,233万円約513万円
19年目に−40% → 20年目+20%約905万円約185万円
初期5年で−40%暴落、その後年利5%回復約1,180万円約460万円

注目したいのは、「序盤の暴落」より「終盤の暴落」のほうが最終金額に大きく響くこと。序盤は元本がまだ小さいので、暴落しても回復期間に追加投資で平均取得単価を下げられます。終盤は資産が積み上がっているぶん、同じ−40%でも金額影響が大きくなります。だからこそ、ゴールが近づいたら少しずつリスク資産の比率を下げる「出口戦略」を考えておくことが重要です。

新NISAなら税金がかからない?

通常の特定口座で投資した場合、運用益には20.315%の税金がかかります。月3万円・年利5%・20年で運用益513万円なら、税金はおよそ104万円。手取り運用益は約409万円に減ります。

新NISA(つみたて投資枠+成長投資枠)の生涯非課税枠は1,800万円。月3万円・20年なら投資元本720万円なので、すべて新NISA内で運用すれば運用益約513万円がまるごと非課税になる計算です。これは20年でおよそ100万円規模の税メリットで、長期投資ほどNISAの恩恵が大きくなります。

長期積立に向く商品の選び方も毎朝7時に更新中

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※本サイトは情報提供を目的としています。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。

この記事のまとめ
  • 月3万円・20年・年利5%なら最終評価額は約1,233万円(運用益513万円)
  • 年利1%と年利7%では運用益に約767万円の差がつく
  • 複利は後半に効く。最後の5年で運用益が一気に乗る
  • 終盤の暴落ほど金額影響が大きいので「出口戦略」を意識
  • 新NISAを使えば運用益約513万円が非課税になり得る

20年つみたて投資のシミュレーションは、あくまで一定の利回りを仮定した概算で、将来の運用成果を保証するものではありません。実際の相場では値動き・為替・経済情勢により評価額は大きく変動し、元本割れの可能性もあります。本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の勧誘・推奨を行うものではありません。投資判断はご自身の家計状況とリスク許容度を踏まえ、自己責任で行ってください。


※本記事は情報提供を目的としたものであり、投資勧誘や特定の金融商品の推奨を行うものではありません。記載のシミュレーションは一定の仮定に基づく概算で、将来の運用成果を保証するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。詳細は免責事項をご確認ください。