NISA 2026.06.04

つみたて投資枠と成長投資枠、初心者はどう使い分ける?NISAの2つの枠を徹底解説

2024年から始まった新しいNISA制度には「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2種類があります。初心者がどちらをどう使えばよいか、具体例とシミュレーションを交えてわかりやすく解説します。

この記事でわかること

  • つみたて投資枠と成長投資枠の基本的な違い
  • 初心者におすすめの使い方と優先順位
  • 年間投資枠・非課税保有限度額などの数字まとめ
  • 2つの枠を組み合わせた活用例

そもそも新NISAの2つの枠とは?

新NISAの全体像をおさらい

2024年1月にスタートした「新NISA」では、投資で得た利益が非課税になる枠が大幅に拡大されました。大きな特徴は、利用できる枠が「つみたて投資枠」「成長投資枠」の2種類に分かれている点です。それぞれ年間に投資できる金額や購入できる商品のルールが異なります。

つみたて投資枠 成長投資枠
年間投資上限 120万円 240万円
生涯非課税上限(合計1,800万円のうち) 上限なし(※全枠活用可) 1,200万円
購入方法 積立のみ 積立・一括どちらも可
対象商品 金融庁が認定した投資信託・ETF 株式・投資信託・ETFなど幅広く
向いている人 長期・コツコツ派 個別株・積極運用したい人

非課税のメリットを具体的な数字で確認

通常、株や投資信託で得た利益には約20.315%の税金がかかります。たとえば利益が50万円出た場合、税金は約10万円。NISAを使えばこの税金がまるごとゼロになります。長期間積み立てるほど、この差は大きくなります。

つみたて投資枠とは?初心者の「最初の一歩」に最適

選べる商品は「厳選済み」で安心

つみたて投資枠で買える商品は、金融庁が「長期・積立・分散投資に適している」と認定したものだけです。現時点で対象は約300本。手数料(信託報酬)が低く、過度なリスクをとらない商品が中心のため、投資初心者でも選びやすいのが特徴です。

ドルコスト平均法で「タイミング」を気にしなくていい

毎月一定額を積み立てる方法を「ドルコスト平均法」といいます。価格が安いときは多く、高いときは少なく買えるので、自然とリスクが分散されます。「いつ買えばいいかわからない」という初心者の不安を解消してくれる仕組みです。

シミュレーション:月3万円を20年間積み立てたら?

仮に年利5%(あくまで試算例であり、将来の利回りを保証するものではありません)で月3万円を20年間積み立てた場合の試算です。

※上記はあくまでシミュレーションです。投資には価格変動リスクがあり、元本は保証されません。実際の運用成績は異なります。

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成長投資枠とは?慣れてきたらステップアップに活用

個別株や幅広い商品に投資できる

成長投資枠では、個別の日本株・米国株や、つみたて投資枠では対象外のETF・投資信託なども購入できます。年間240万円まで投資でき、一括購入もOKです。より積極的に運用したい方や、特定の企業・分野に投資したい方に向いています。

ただし、リスクも大きくなることを忘れずに

個別株は投資信託と比べて価格変動が大きく、企業の業績によっては大きく値下がりする可能性もあります。成長投資枠は「選択肢が広い分、自己責任の部分も大きくなる」と理解しておきましょう。本記事は投資を勧誘するものではなく、あくまで制度の解説を目的としています。

「成長投資枠は便利だが、初心者はまずつみたて投資枠でコツコツ積み立てる習慣を身につけることが大切」という考え方が、多くのファイナンシャルプランナーの共通見解です。

初心者向け:2つの枠の使い方ロードマップ

ステップ1:まずはつみたて投資枠だけで始める

投資を始めたばかりの方は、まずつみたて投資枠で全世界株式や米国株のインデックスファンドを月1万円〜積み立てるところからスタートするのがおすすめです。商品選びの手間が少なく、自動で積み立てられるので生活への負担も最小限です。

ステップ2:投資に慣れたら成長投資枠を検討

半年〜1年ほど積み立てを続け、投資の基本的な仕組みや市場の動きに慣れてきたら、成長投資枠で個別株やテーマ型ETFへの投資を少額から試してみましょう。あくまで「余裕資金」の範囲で、リスクを理解した上で行うことが大切です。

2枠の組み合わせ例

タイプ つみたて投資枠 成長投資枠
初心者・安定重視 月3万円(全世界株インデックス) 当面は使わない or 月1万円程度
中級者・積極運用 月5万円(インデックス中心) 月5万円(個別株・テーマETF)
一括投資もしたい方 月3万円(自動積立) ボーナス時に一括購入

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まとめ

  • 新NISAには「つみたて投資枠(年120万円)」と「成長投資枠(年240万円)」の2種類がある
  • 初心者はまずつみたて投資枠でインデックスファンドの自動積立からスタートが王道
  • 成長投資枠は個別株や幅広い商品に対応するが、リスクも大きくなるため慣れてから活用を検討しよう
  • 2つの枠は同時に使えるが、無理のない金額・余裕資金の範囲で行うことが大前提
  • 投資には価格変動リスクがあり、元本保証はない。最終的な判断は自己責任で行おう

※本記事は情報提供を目的としたものであり、投資勧誘や特定の金融商品の推奨を行うものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。詳細は免責事項をご確認ください。